2022年12月20日
【鼻水】
鼻水は、なぜ出てくるのでしょうか。
鼻は、空気の通り道です。空気は、鼻のあなを通って肺へ取り込まれます。肺へ入った空気(酸素)は、血液の中に取り込まれます。
今度は、血液の中から二酸化炭素が肺の中へ出され、鼻または口から吐き出されます。
鼻は生きるために必要な酸素を体に取り込むための入り口であり、体の中から二酸化炭素を出す出口なのです。
鼻が出入り口ということは、いろいろなものが通ります。
体に必要な酸素だけではなく、空気中に浮かんでいる塵(ちり)・ほこり・ウイルス・細菌(さいきん)なども出たり入ったりします。
鼻は、酸素だけを選んで体に取り込むことはできませんが、鼻には空気中の塵(ちり)やほこりなどの異物(ゴミ)を取り除く働きがあります。
一つは、鼻毛です。鼻毛が密集することで、空気中のゴミを取り除きます。
もう一つは、鼻の内にある鼻粘膜(びねんまく)の細胞より粘液(ねんえき)を出して、鼻に入ったゴミをくるんで外へ出します。
これが、鼻水です。
鼻水は、鼻に入ってきた異物を外に出すために、鼻粘膜の細胞が出す分泌物です。
ですから、空気中に塵やほこりが多くあるところでは、鼻水がたくさん出ます。
鼻水を出すことで、体の中に異物が入らないように体を守っているのです。
鼻水が出ているときは、体の中から塵やほこりなどのゴミを一生懸命に外へ出しているので、鼻水をすすり上げずにかんで外へ出すことが大切です。
空気中のほこりなどが鼻粘膜に触れると、すぐに鼻水が出ます。
いつも鼻水を垂らしている子供さんがいると思います。鼻水をたらしている子供は、体が一生懸命にゴミを外へ出しているところですので、鼻水をすすり上げる前に、周りの人が鼻をかむようにうながすとよいと思います。
鼻水は、体を守る反応です。体が正常に働いているほど、鼻水がしっかり出ます。
体の働きを正常にすることや働きを高めることは、鍼灸治療がもっとも得意としている分野です。
特に小さいお子さんは、体の外へ異物を出す働きが未発達です。
子供たちには、鍼灸治療で健康な体を作っていただき、すくすくと成長していただきたいと思っています。
清野鍼灸整骨院HP
http://seino-1987.jp/
令和4年12月20日(火)
清野鍼灸整骨院府中センター
院長 吉田卓司 記
【東京・府中 清野鍼灸整骨院 府中センター】
開設記念日 1991年(平成3年)4月6日(土)
場所:東京都府中市八幡町3-3-5 大久保ビル1階
(京王線東府中駅より徒歩3分 旧甲州街道沿い)
院長:吉田卓司 鍼灸学士
はり師 きゅう師 柔道整復師
全日本鍼灸学会認定鍼灸師(第715号)
所属団体
全日本鍼灸学会
日本東洋医学会
日本統合医療学会
日本柔道整復接骨医学会
府中市はり灸マッサージ師会
受付時間(予約優先制):
平日午前9:00~12:00
午後3:00~7:00
土曜午前9:00~12:00
午後3:00~6:00
休診日:木曜・日曜・祝日
電話番号:042-335-3770
清野鍼灸整骨院HP http://seino-1987.jp/
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。