2018年01月16日
膵臓について

膵臓は、胃のちょうど裏側で厚さ2センチメートル、長さ15センチメートル程の器官です。
今回は、膵臓の働きと、病気についてお話いたします。
膵臓の役目
◇血液中の糖分を調節するホルモンをつくります。
◇食物を消化するために必要な、膵液をつくります。
特に重要な消化液が「膵液」です。三大栄養素である、タンパク質・脂質・糖質を分解してくれるさまざまな酵素を含んでいます。
消化の大きな流れは、咀嚼し、唾液と混ざって胃に運ばれ胃の運動と胃液により消化されます。これではまだ、分子が大きいため膵液や胆汁によりさらに小さい分子に分解され、はじめて栄養分は腸から吸収されます。
膵炎とは
何らかの原因で、腸内で変化するはずの非常に強い酵素が膵臓内で変化をしてしまうため、膵臓の組織そのものを溶かしてしまいます。これが、膵炎です。
胆石による膵炎
胆のうでコレステロールがたまると、胆石になります。
胆嚢と十二指腸を結ぶ管を、総胆管といいますが、これと膵管の出口は、十二指腸に入る手前で合流しています。
この合流部に、胆嚢から降りてきた胆石が留まると、膵液の流れが止まります。これが、自身の細胞を消化してしまう原因の一つです。
膵炎の7割が、アルコールのとりすぎか胆石によるものです。
膵炎の症状
自覚症状としては、心窩部~背部にかけての強い持続した痛みを覚えます。
この症状は、前屈位で軽減しますが、アルコールや脂肪を過度に摂取すると悪化します。
食欲がなくなり、「胃の働きが止まっている」という感じが続くときは、検査をしていただきたいと思います。
東洋医学の治療
膵臓は、画像検査をしても病気の判別が難しい位置にあるため、病気の発見が遅れがちです。
膵炎になったら、膵臓の働きを悪化させないように養生することが大事です。
朝起きたとき、膵臓がある左のわき腹に手を当てて温めると、消化する働きが良くなることと思います。
また、消化力を高め、体力をつけるための方法として、鍼灸治療が最適です。
(文責:吉田)
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