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2018年05月28日

パーキンソン病と鍼灸治療


 パーキンソン病とは、主に50歳以降発症し、ゆっくりと進行する原因不明の神経変性疾患です。

 神経伝達物質の一つであるドーパミンが減少する事で起こると考えられています。

 パーキンソン病は50歳、60歳代で発病することが多い病気ですが、70歳代以上の高齢者が発病する場合も稀ではありません。

 超高齢社会に突入した日本では、今後ますます患者数は増えると予想されています。

 パーキンソン病は、手足のふるえ(安静時振戦)、手足のこわばり(筋固縮)、動作が緩慢(寡動、無動)、転びやすくなる(姿勢反射障害)の4つが、代表的な症状です。

 その他に、便秘や立ちくらみ(起立性低血圧)などの自律神経症状、睡眠障害や気持ちがふさぎこむ(抑うつ)などの精神症状が認められます。

 現代医学での治療法は、服薬・リハビリテーション・手術があります。

 最近は、iPS細胞による治療の研究が行われています。

 鍼灸治療は、硬くなった筋肉を緩め、身体の動作を良好にすることが出来ます。

 自律神経症状や精神症状に対しても、鍼灸治療は有効です。

 また、ヨーガを行い、心と身体の調和を図ることで、動作や精神症状を良くすることも出来ます。

 進行を遅らせることにも有効です。
(文責:吉田)

※「清野充典の「東洋医学ひとりごと」」保健・医療・福祉に関する最新情報や東洋医学関連のひとりごとを掲載しております
※鍼灸医学・医療等に関して詳しくお知りになりたい方は、「清野鍼灸整骨院」をご覧いただきたく思います。

【東洋医学中心医療機関】

「清野鍼灸整骨院 府中分院」
場  所:東京都府中市八幡町3-3-5 大久保ビル1階
院   長:吉田卓司 鍼灸学士
       鍼灸師・柔道整復師

外来専門診療室      
   鍼灸総合治療室・整骨接骨治療室
  (平成3年(1991年)4月6日開設) 
     鍼灸内科      骨折     
     鍼灸外科      脱臼
     鍼灸整形外科    捻挫
     鍼灸婦人科     打撲
     鍼灸小児科     挫傷
     鍼灸心療内科    スポーツ外傷
     鍼灸精神科
     鍼灸神経科
     鍼灸老年科
     鍼灸難病科

 受付時間:平日 午前9:00~12:00 
         午後3:00~7:00     
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  • Posted by 清野充典 at 12:29Comments(0)鍼灸治療について

    2018年05月21日

    心筋梗塞と鍼灸治療


     日本人の死因第2位が心疾患であり、中でも心筋梗塞などの虚血性心疾患が徐々に増えています。

     心筋梗塞は心臓自体を栄養している冠動脈の動脈硬化によって心臓の筋肉(心筋)に十分な酸素や栄養を送れなくなり、心筋が壊死した状態をいいます。
     
     急性心筋梗塞は多くの場合、胸部の激痛、絞扼感(締めつけられるような感じ)、圧迫感として発症します。

     胸痛は30分以上持続し冷や汗を伴うことが多く、重症ではショックを示します。
     
     胸痛の部位は前胸部・胸骨下が多く、下顎・頸部・左上腕・心窩部に放散して現れることもあります。

     随伴症状として呼吸困難・意識障害・吐き気・冷や汗を伴う時は重症のことが多いとされています。

     高齢者では特徴的な胸痛でなく、息切れ・吐き気などの消化器症状で発症することも少なくありません。

     また、糖尿病患者や高齢者では無痛性のこともあり、無痛性心筋梗塞は15%程度に認められます。

     心筋梗塞の多くは、いわゆるメタボを引き起こすような生活習慣に起因します。

     予防するにはバランスのいい食事や適度な運動が必要です。

     鍼灸治療は乱れた体内環境を正す手助けが出来ます。

     また、弱った心臓の力を回復する手助けが出来ます。

     ヨーガは毎日行う適度な運動として最適です。
     
     気になる方は一度ご相談下さい。
    (文責:吉田)

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  • Posted by 清野充典 at 16:24Comments(0)心疾患

    2018年05月09日

    喘息と鍼灸治療


    【はじめに】
     気管支喘息やアトピー性皮膚炎などは、アレルギー疾患と言われています。

     アレルギーという言葉は、良く耳にすると思いますが、どんな病態かご存じでしょうか。

     今回は、アレルギー疾患である気管支喘息について、お話いたします。


    【アレルギー疾患とは】
     アレルギー疾患は、異物排除の生体反応です。

     発疹が出る、下痢をする、呼吸が早くなるなどの症状は、誰の体にも必要に起こり得る生体反応です。

     現代医学は、昭和30年代の中ごろまでは、「体質は変わりえない」としていました。

     アレルギー体質とは、その人の免疫の状態に深く関連しています。

     身体に害のあるものが入った時、それに備える細胞がリンパ球です。

     このリンパ球が多く備わっている人が、アレルギー体質と言われます。


    【気管支喘息の症状と治療法】
     西洋医学では、喘息の治療は、体質を変えるのではなくアレルギー反応を抑えればよい、というのが常識でした。

     しかし、体外に異物を排除する反応であることを忘れてしまうと、根本的に治癒することが難しくなります。

     喘息では、気管支炎・気道過敏性が高い・気道の閉塞が、慢性的に起こっています。

     この病態が、背景にあるときに、発作の引き金となるハウスダスト・花粉・たばこなどの気道刺激物や気温・気圧の変化等により、夜間や明け方の時間帯に発作がおこります。


     治療には、吸入ステロイドや気管支拡張剤が一般的に行われています。

     しかし、免疫のしくみから考えると、気管支喘息は慢性炎症ではなく、抗原(異物)や精神的ストレスを体外に排泄しようと体が治すために起きる反射であることが分かります。

     長い目で見れば、原因となるものがあって反応を起こしている一過性のアレルギー反応であると考えられます。

     この間、体質の改善がなされない場合は、発作を繰り返します。


    【根本的な治療とは】
     対処療法は、交感神経を刺激する作用の薬です。

     薬を吸入すると、喘息の発作が止まります。気管支喘息の対処療法を行うと、アトピー性皮膚炎に移行することがあります。

     皮膚に湿疹を生じる原因は、場所はどこでもいいから異物を排除したいという、体の反応です。

     喘息の病態は、副交感神経の反射です。副交感神経は、リラックス状態に働く神経ですが、副交感神経が優位になる夜2時を過ぎた頃が、発作が起こりやすい時間帯です。

     発作を回避するためには、

     1)排気ガスなど大気汚染の場所から逃れる

     2)過保護な生き方をやめる

     3)口呼吸をやめる

     4)運動や乾布摩擦で体を鍛える、などがあります。

     また、鍼灸治療で、自律神経の働きを整えることが出来ます。

     特に、小児喘息の方には、刺さずに効果のある小児鍼をお勧めします。

     小児喘息の治療は、小児鍼の道具を使って押したり、こすったり、ローラーなど転がして刺激をする方法ですので、安心して受けていただけます。

     成長という自然治癒力は、小さければ小さいほど、早く回復したいという力が働きます。

     また、薬の服用期間が短いほど、薬の作用が弱いものを使用されているほど、早い段階での回復か期待できます。

     小児喘息と診断をされても、恐れることはありません。

     心配な方は、小児科と鍼灸院の両方を受診していただければ、結構かと思います。

     病気にならない身体を作るために時間はかかるかもしれませんが、是非続けていただきたいと思います。
    (文責:吉田)

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  • Posted by 清野充典 at 12:39Comments(0)気管支喘息