2022年11月30日
【ガングリオン】
強くぶつけたとか捻挫をした覚えがないのに、関節の周辺にあずき大からピンポン玉の大きさまでのコブができることがあります。
これはガングリオンと呼ばれ、関節包(関節を包むふくろ)や腱鞘(腱を包む鞘)の変性により生じると考えられています。
このガングリオンという言葉には「塊」という意味があり、瘤の内部にはゼリー状の粘液が充満しています。また、男性よりも女性に多く、女性の発症率は男性の約3倍です。
○症状
関節の周辺や腱鞘のある場所に、円形もしくは楕円形の袋状の腫瘤ができます。軟らかいものから硬いものまであります。
通常は無症状なことが多いのですが、時々、神経のそばにできると神経を圧迫して、しびれ、痛みや運動麻痺などを起こします。手を使いすぎると腫瘤は大きくなることがあります。
○好発部位と原因
手首、手背、膝窩(膝のうら)などに出ることが多く、靭帯、腱鞘、神経内や半月板のほか骨内にも発生します。
関節包、靭帯周辺の滑膜細胞、線維芽細胞などが繰り返し刺激を受けた結果、粘液を産生し小嚢胞(袋)を形成、さらにそれらが集合してできると考えられています。
したがって、この袋状のガングリオンは関節や腱鞘につながっており、関節や腱鞘から送り込まれた関節液や滑液が、濃縮されてゼリー状となって腫瘤の袋の中に詰まっていると考えられています。
○西洋医学に基づく治療方法
患部に注射を刺してゼリー状の液体を抜き取る治療が、一般的です。
しかし、この方法だと、再び液体が溜まって再発する可能性があります。何度も再発する時は、手術によってガングリオンを除去することもあります。この場合でも、完全に再発を防げるわけではありません。
○鍼灸医学に基づく治療方法
東洋医学的に診ると、冷えや内臓機能低下により身体のバランスが崩れたため、関節周辺に余分なものが停滞してしまい、ガングリオンが発症していると考えます。
治療方法は、組織の代謝促進を目的に、患部局所への温灸や患部周囲への刺鍼を行います。
場合によっては、患部以外に鍼灸治療を行うことで、ガングリオンが治癒することもあります。
ガングリオンでお悩みの方は是非ご相談下さい。早期治療をおすすめ致します。
清野鍼灸整骨院HP
http://seino-1987.jp/
令和4年11月30日(水)
清野鍼灸整骨院府中センター
院長 吉田卓司 記
【東京・府中 清野鍼灸整骨院 府中センター】
開設記念日 1991年(平成3年)4月6日(土)
場所:東京都府中市八幡町3-3-5 大久保ビル1階
(京王線東府中駅より徒歩3分 旧甲州街道沿い)
院長:吉田卓司 鍼灸学士
はり師 きゅう師 柔道整復師
全日本鍼灸学会認定鍼灸師(第715号)
所属団体
全日本鍼灸学会
日本東洋医学会
日本統合医療学会
日本柔道整復接骨医学会
府中市はり灸マッサージ師会
受付時間(予約優先制):
平日午前9:00~12:00
午後3:00~7:00
土曜午前9:00~12:00
午後3:00~6:00
休診日:木曜・日曜・祝日
電話番号:042-335-3770
清野鍼灸整骨院HP http://seino-1987.jp/
Posted by 清野充典 at 11:11│Comments(0)
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