2022年10月22日
【関節リウマチ】
関節や関節の周囲の骨・腱・筋肉などに痛みが起きる病気をまとめてリウマチ性疾患や単にリウマチと呼びます。
関節リウマチはリウマチの中でも患者数が多く、日本で70万人~100万人ともいわれています。そのうち8割が女性ですが、なぜ女性に多いのか、はっきりしたことはまだわかっていません。
好発年齢は30~40歳代が多く、家事や仕事に多忙な年代だけに、患者さんの悩みも大きいのが現状です。また、患者の血縁者には関節リウマチの人が多いという統計もあります。
主な症状は、手足をはじめ、全身の関節が腫れて痛み、特に手指がこわばり、進行すると関節が変形します。
また関節以外に皮膚、肺などの全身症状を伴う場合もあります。症状や進行の程度は、人によってさまざまです。 関節リウマチの初期に現れる症状には、
①朝起きた時に手足がこわばる
②手足がチクチクと痛んだり、しびれたりする
③左右複数の関節が痛む
④全身疲労・微熱・食欲不振がつづく
等があります。
関節リウマチは、ある遺伝的要素をもつ人が何らかの原因で免疫異常を引き起こして発病するのではないか、と考えられています。
自己免疫が関係しているようですが、詳しいことはまだ解明されていません。
自己免疫異常が起きる原因にはいろいろな説があります。そのひとつとして、細菌やウイルスなどの感染が関わっているのではないかといわれています。
また、発症しやすい体質の人が、過労、ストレスや出産などがきっかけになって発病することもあり、女性に多いことから女性ホルモンが関与しているともいわれています。
いずれにせよ、関節リウマチになる原因はひとつだけではなく、複数の要因が複雑に重なり合って発病に至ります。
現代医学に基づく治療法としては、病気の進み具合や病態に応じて、基礎療法、薬物療法、リハビリテーション、外科療法(手術)などがあります。
鍼灸治療では、自然治癒力を高めることに重点をおきます。自分の身体は自分自身の力で治さなければいけないということです。
薬に治してもらおう、手術で治してもらおうとこれらに頼ってばかりではいけません。
自分の力で治すという意識を持つ様にしていただけると、身体における気の流れ方(自然治癒力の出方)がちがいます。
具体的な治療は、リウマチだからといって特別に治療法が他の症状と大きくちがうわけではありません。
関節リウマチの治療に、現代医学的治療と鍼灸治療を併用して、臨床検査の結果からも効果が実証され、学会にも多く報告されています。その後も多くの追試もなされています。
鍼灸治療を行うと、特に朝のこわばり、頭重、肩こり、不眠、手足の冷えなどが消え、食欲も出て体重が増えるなど顕著な効果を示します。
痛む関節だけを対象とせずに、全身の血液循環をよくすることに主眼を置き、体の不調を整えます。
これが鍼灸治療のねらいであり、効くポイントです。医師の治療と並行して行うと、一層効果があります。
鍼灸治療の目的は、関節の変形や痛みや腫れに打ち克つ力、それらを治す元気を手助けすることです。そこが、近年対症療法中心となっている現代医学との大きなちがいです。
清野鍼灸整骨院HP
http://seino-1987.jp/
令和4年10月22日(土)
清野鍼灸整骨院府中センター
院長 吉田卓司 記
【東京・府中 清野鍼灸整骨院 府中センター】
開設記念日 1991年(平成3年)4月6日(土)
場所:東京都府中市八幡町3-3-5 大久保ビル1階
(京王線東府中駅より徒歩3分 旧甲州街道沿い)
院長:吉田卓司 鍼灸学士
はり師 きゅう師 柔道整復師
全日本鍼灸学会認定鍼灸師(第715号)
所属団体
全日本鍼灸学会
日本東洋医学会
日本統合医療学会
日本柔道整復接骨医学会
府中市はり灸マッサージ師会
受付時間(予約優先制):
平日午前9:00~12:00
午後3:00~7:00
土曜午前9:00~12:00
午後3:00~6:00
休診日:木曜・日曜・祝日
電話番号:042-335-3770
清野鍼灸整骨院HP http://seino-1987.jp/
Posted by 清野充典 at 10:04│Comments(0)
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