2022年08月26日
【尿管結石】
尿管結石は、まず腎臓に硬い結晶の結石ができます。
結石が腎臓を出て細い尿管を通る際、腰・わき腹・下腹部・会陰部に、繰りかえす発作性の激しい痛みがでます。
尿管結石の痛み発作が出たときは、まさに七転八倒の苦しみです。
痛みのために声も出せなくなり体をくの字に折って動けなくなるほどの強い痛みが出ます。
結石の形は、砂のようなものから丸い砂利状のもの、とげとげした鹿の角のようなものまでさまざまです。
たとえ砂のように小さなものでも、尿管に詰まれば耐え難い痛みをひき起こします。
また結石が詰まることにより血尿が出たり、頻尿やおしっこが出にくくなったりするといった症状が出ることもあります。
結石の大きさが直径5㎜以下の場合では、自然に排出されるといわれています。しかし、それ以上になると結石破砕術により結石を細かく砕かなくてはなりません。
結石が排出されるのに数ヶ月と長期間かかることがよくあります。
西洋医学では、その間に起こる発作性の痛みを抑えるために鎮痛薬を使います。
早く結石を降ろすために、水をたくさん飲むことや縄跳びをすることが指導されることもよくあるようです。
意外とよくある病気なのですが、有効な根本的治療は西洋医学にないのが現状です。
しかし、根本的かつ有効な治療法が鍼灸にはあります。
体内の循環を良くすることにより排尿困難を治し、下腹部や腰、臀部の鋭い痛みをとるのに有効であると考えられています。
尿管結石の患者さんに鍼とお灸をすると石の排出が早くなり、鎮痛薬でもなかなか取れない痛みが、速やかに軽くなります。
当院では尿管結石の患者さんが多数来院されますが、1回から4・5回の治療で痛みが止まり、石も排出されています。これは、他の医療行為では類を見ない高い治療効果といえます。
体の中に結石ができるのは体に「冷え」があり「気」が固まってしまうためと東洋医学では考えます。
体を冷やしたときや体が疲れて温まる力が落ちたときに結石はできるのです。
また、動物性たんぱく質や脂質、薬剤の過剰摂取も結石を作るのに影響していることはよく知られています。
適切な飲食、充分な休息、適度な運動が尿管結石の予防には大切となります。お気をつけください。
清野鍼灸整骨院HP
http://seino-1987.jp/
令和4年8月26日(金)
清野鍼灸整骨院府中センター
院長 吉田卓司 記
【東京・府中 清野鍼灸整骨院 府中センター】
開設記念日 1991年(平成3年)4月6日(土)
場所:東京都府中市八幡町3-3-5 大久保ビル1階
(京王線東府中駅より徒歩3分 旧甲州街道沿い)
院長:吉田卓司 鍼灸学士
はり師 きゅう師 柔道整復師
全日本鍼灸学会認定鍼灸師(第715号)
所属団体
全日本鍼灸学会
日本東洋医学会
日本統合医療学会
日本柔道整復接骨医学会
府中市はり灸マッサージ師会
受付時間(予約優先制):
平日午前9:00~12:00
午後3:00~7:00
土曜午前9:00~12:00
午後3:00~6:00
休診日:木曜・日曜・祝日
電話番号:042-335-3770
清野鍼灸整骨院HP http://seino-1987.jp/
Posted by 清野充典 at 10:24│Comments(0)
│泌尿器疾患
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