2018年02月14日
顎関節症に有効な鍼灸治療
1.顎関節症とは
開口運動に障害をきたす、開口・閉口時に痛みが出現するものを言います。
患部を安静にし、問題のある生活習慣を改善すると自然に治る軽症の場合から、
めまいや痛みが全身に及び、開口障害により食事の摂取が困難になる精神的にも影響を受けるなど、
日常生活に支障をきたすほどの症状に苦しむ重症の場合もあります。
そして、一見で顔の両側が対称しない、特に口を開けた時、顎関節が病側に偏り、美容上に大きな影響が与えるケースもあります。
発症は男性に比べて女性が約2~4倍と多く、中でも若い女性が中心です。
2.原因
従来は、噛み合わせが悪い、慢性疲労による炎症が主な原因と考えられていました。
しかし現在は、顎関節とその周囲の筋肉や神経系の障害と捉られており、精神的ストレス、歯ぎしりなどが顎関節症になる要因であると考えられています。
さらに、女性に多いことから、女性ホルモンとの関係もあると考えられます。
3.症状
顎関節症の主な症状には、
①口を開けようとすると顎が痛い
②顎を動かす時に音がする
③口が大きく開かない
④顎が閉じない
⑤急に噛み合せが合わなくなった
の5つがありますが、これらがいくつか重なっている場合もあります。
その他、顎関節症の症状には、
頭痛、首や肩の痛み、肩こり、耳の痛み、耳鳴り、舌の痛み、目の疲れ、味覚異常、口の乾燥なども起きる場合があります。
4.西洋医学に基づく治療方法
①顎関節の安静を保つ、消炎鎮痛薬・筋弛緩薬などの投薬を行う。
②理学療法(電気刺激、超音波など)
③変形が著しい場合は外科療法を行う。
5.鍼灸治療
口の動きには、開ける・閉める・噛むの三種類があります。
それらの動きをスムーズに行えるように、頭部、顔面部、頚部の多種の筋肉が働きます。
顎関節が歪むと、これらの筋肉のバランスが大きく乱れてしまいます。
逆に、この筋肉のアンバランスを鍼灸治療で整えることによって、顎関節は元の正常な位置へと戻ります。
また、発症原因がストレスや内臓機能低下による場合でも、鍼灸治療は素晴らしい効果を発揮します。お悩みの方は、是非ご相談下さい。
(文責:吉田)
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Posted by 清野充典 at 16:06│Comments(0)
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