2018年04月23日
坐骨神経痛に有効な鍼灸治療
1.坐骨神経痛とは
坐骨神経痛にかかわる坐骨神経とは、人体の末梢神経の中で最も太く長い神経です。
この坐骨神経が通っているのが、お尻から太ももの後ろ、膝の裏辺りで、さらに下行し総腓骨神経と脛骨神経に分かれます。
神経が、腰椎からお尻の筋肉の間のどこかで圧迫を受けた場合に痛みを感じると坐骨神経痛となります。
2.症状・原因
坐骨神経が圧迫されることで痛みが生じ、お尻から太ももの後ろ側にかけて鋭い痛みがあります。
また、症状が深刻になると足のしびれが徐々に下まで伸びていき、足の先までしびれるケースも出てきます。
坐骨神経痛の原因は、症状が現れた年齢によって異なってきます。
若い人が坐骨神経痛の症状を感じた場合で多いのが、腰椎椎間板ヘルニアや梨状筋症候群です。
特に、椎間板ヘルニアの場合は、片側に坐骨神経痛の症状を感じることが多いようです。
高齢の方では、変形性腰椎症や腰部脊柱管狭窄症などが原因となることが多いと言われています。
その他の原因になりうる病気に、脊髄腫瘍や骨盤内腫瘍などがあり、これらは年齢には関係がなく発症するものです。
また、体の冷えや内臓疲労が原因で発症する場合もあります。
3.現代医学的な治療方法
まずは症状を緩和する対症療法が主体です。
日常生活指導・薬物療法・理学療法・ブロック注射の順で治療を進め、それでも痛みが軽減しない場合や歩行障害・麻痺といった他の神経症状を合併する場合は手術が行われます。
4.鍼灸治療
坐骨神経が通る筋肉の炎症症状と圧迫状態を取り除くことで、症状は劇的に改善します。
炎症症状も広範囲に出現しやすいため、消炎効果の高い鍼灸治療が最適といえます。
神経を圧迫させる状態は、筋肉の血液循環を変える鍼灸治療を行うことで容易に変化します。
坐骨神経痛は一時的に良くなっても、再発しやすい症状です。
根本から改善していかないと、痛み・しびれの解消につながりません。
症状にお悩みの方は、鍼灸治療を受けられることをお薦め致します。
(文責:吉田)
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