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2017年05月20日

腎臓について


 腎臓の働きは尿を作って排泄することです。

 尿を排泄することでからだの約6割といわれる体液の量、質を一定に保っています。

 腎臓は背骨の左右に1つずつある重さ約150グラム、長さ約12センチメートル、幅約6センチメートル、厚さ約3.5センチメートルのソラマメのような形をした臓器です。

 腎臓の入り口には血管や尿管が出入りしています。
 
腎臓に流れ込む腎動脈からは、心臓が送り出す全血液量の約4分の1が常時送り込まれています。

 血液が腎臓に入ると、その内の血球とたんぱく質以外がこしだされます。

 それが尿の元になる原尿です。1日に約150リットル作られます。

 しかし、1日に150リットルも水分を排出していたら人間はすぐに死んでしまいます。腎臓は、水分の約99パーセント、糖の100パーセント、ナトリウム、カリウムなど塩類の必要な量だけを原尿から再び吸収し、尿素などの老廃物、余分な塩類、毒物、薬物を濃縮して尿を作ります。

 尿は1日に約1.5リットル作られます。腎臓は、尿を作り排泄することにより体内の環境を保っているのです。

 現在、水分をたくさん取ると血液がサラサラになるといって、1日に2リットル、3リットルも水を飲む健康法が流行しています。

 しかし、腎臓は1日に1.5リットル程度しか尿を作ることができません。多量に水分を取ると腎臓は体内の環境を一定にするために本来持っている能力よりも多くの尿を作らなくてはなりません。

 そのような生活を長期間続けていると腎臓も疲労してしまい、挙句の果てには腎臓の病気となる恐れがあります。


 腎臓が疲れると水分を排泄する働きが衰えてきます。

 体内の余分な水分は「むくみ」となります。また、腎臓の疲れは反射的に腰の痛みやだるさとなります。血液の流れが悪くなりますので手足の冷えも強くなってきます。

 むくみや腰痛、手足の冷えが強いと感じる方は腎臓の働きが弱ってきている信号です。腎臓の疲労は体の様々な部分に悪影響を及ぼします。

 水分の取りすぎにはご注意ください。

 鍼灸治療は内臓の働きを高める医療です。鍼灸治療をして、正しい生活を送ることで腎臓の疲労も回復してきます。何か体に気になる症状がある方は、 是非ご相談ください。
(文責:吉田)

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  • Posted by 清野充典 at 12:06Comments(0)腎疾患(人工透析)