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2017年03月21日

尿管結石に効く鍼灸治療

 
 尿管結石は、まず腎臓に硬い結晶の結石ができます。

 結石が腎臓を出て細い尿管を通る際、腰・わき腹・下腹部・会陰部に、繰りかえす発作性の激しい痛みがでます。

 尿管結石の痛み発作が出たときは、まさに七転八倒の苦しみです。

 痛みのために声も出せなくなり体をくの字に折って動けなくなるほどの強い痛みが出ます。

 結石の形は、砂のようなものから丸い砂利状のもの、とげとげした鹿の角のようなものまでさまざまです。

 たとえ砂のように小さなものでも、尿管に詰まれば耐え難い痛みをひき起こします。

 また結石が詰まることにより血尿が出たり、頻尿やおしっこが出にくくなったりするといった症状が出ることもあります。

 結石の大きさが直径5㎜以下の場合では、自然に排出されるといわれています。しかし、それ以上になると結石破砕術により結石を細かく砕かなくてはなりません。

 結石が排出されるのに数ヶ月と長期間かかることがよくあります。

 西洋医学では、その間に起こる発作性の痛みを抑えるために鎮痛薬を使います。
 
 早く結石を降ろすために、水をたくさん飲むことや縄跳びをすることが指導される事もよくあるようです。


 意外とよくある病気なのですが、有効な根本的治療は西洋医学にないのが現状です。


 
 しかし、根本的かつ有効な治療法が鍼灸にはあります。


 体内の循環を良くすることにより排尿困難を治し、下腹部や腰、臀部の鋭い痛みをとるのに有効であると考えられています。

 尿管結石の患者さんに鍼とお灸をすると石の排出が早くなり、鎮痛薬でもなかなか取れない痛みが、速やかに軽くなります。


 当院では尿管結石の患者さんが多数来院されますが、1回から4・5回の治療で痛みが止まり、石も排出されています。これは、他の医療行為では類を見ない高い治療効果といえます。


 体の中に結石ができるのは体に「冷え」があり「気」が固まってしまうためと東洋医学では考えます。

 体を冷やしたときや体が疲れて温まる力が落ちたときに結石はできるのです。

 また、動物性たんぱく質や脂質、薬剤の過剰摂取も結石を作るのに影響していることはよく知られています。

 適切な飲食、充分な休息、適度な運動が尿管結石の予防には大切となります。お気をつけください。
(文責:吉田)

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  • Posted by 清野充典 at 12:48Comments(0)泌尿器疾患